🔥アイビスSD攻略の考え方
はじめに
こんにちは🌞Slow Horse Magazineのぐんじょーです。暑い日が続いていますね、お気をつけて。僕は今、フジロックへ行く道中でこの記事を書いています笑
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keiba.theletter.jp/posts/b24d5e90… 函館記念の前残り傾向をぶった斬る⚔️ 狙えるは差せるあの馬💣 函館記念は毎年、前残り傾向が顕著ですが今年はどうもそうはいかないような気がおり、論理的に解説しています。 keiba.theletter.jp
※概要
アイビスSDはJRAの中でも稀有なコース形態で唯一無二の「千直重賞」である。サラブレッドの中でもライオンボスなどの千直のスペシャリストが輩出され、個性的な側面が多々、存在する愛すべきレースなのである。
そんなことからGⅠのない夏競馬の中でも風物詩としてファンや競馬関係者の中でも盛り上がるイベントとして有名だ。そんなアイビスSDを攻略するための考え方をここで論理的に説明する。
🗝前提
新潟競馬場(1000mのコース形態)

JRA VAN
スタート地点はホームストレッチの一番左端。スタート直後から高低差約1mの上り坂になっており、200m強進んだところで下り坂。その後、もう一回緩い上り下りが入り、ラスト300mぐらいからようやく平坦でゴールまで続く。フルゲートはAコース時が18頭、Bコース時が16頭。
結論か言えばコーナという概念が存在しないのでいかに普段、使われない外ラチ沿いを走れるかが勝負の鍵となる。実際に内枠(1~4)と外枠(5~8)を比較すればその差は一目瞭然。勝率・連対率・複勝率は2~2.5倍の開きがある。馬券的期待値を表す回収率も単・複回収率も1.4倍ほど。

筆者作成
勝ち馬の関しては7~8枠で半数以上を占め、枠番が外になるにつれてその確率が上昇していることが見て取れる。

筆者作成
いかに普段使われない外ラチ沿いを走れるかが勝負の鍵となる
しかし、昨年のアイビスSDでは1枠に入ったバカラクイーンがあえて内ラチ沿いを単走し3着に入線。これは、結論から言えば「Aコース(内ラチ沿い)の馬場状態が中枠を引いた馬の進路よりも良かった。」ということである。
新潟競馬場の開幕週に行われるアイビスSDはそこまで傷んでいないことに加え、さらに例年よりも長くBコースを使ったことで、昨年の新潟芝コースは荒れ果ててた。その結果芝の張り替え作業が難航し、結果的に7月の開催時にはBコースが不完全な状態であった。しかし内ラチ沿いとなったAコース部分は昨年度から使われることがない傷んでいない状態であった。
また、バカラクイーンの武井調教師は調教にて単走を中心に組み立てており、あの激走を生んだ秘訣の一因としても考えられる。
だが、これは昨年の芝状態と入念な計画など様々な要因が功を奏した結果である。基本的には外枠有利というデータをもとに組み立てるのが最善だと考える。
💡テン3Fの重要性
競馬ではしばし、上がり3Fが重要視されるが1000mや1200mのスプリント戦では上がり3Fよりもテン3Fの方が重要である。これは直線だけの挽回が難しく、逃げ・先行の馬券確率が高く、ポジション取りが最優先事項だからである。特に千直ではスタートからの1Fのタイムを見ることが効果的だ。
ネット馬柱

netkeiba
競馬新聞

競馬ブック
しかし、昇級戦では前走で好位につけた馬が多くどの馬がポジション取りをするかの判別がつきづらい。そこで狙いたい馬を次走で紹介したい。